チラシに検索窓を配置する効果をシンプルに解説 - 株式会社デザインのちから
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チラシに検索窓を配置する効果をシンプルに解説

デザインのちから_チラシ検索窓

「チラシに検索窓って必要?」

「設置したらどんな効果がある?」

検索窓とは、インターネット検索をするときに調べたいキーワードを打ち込む、長方形の入力欄のことです。

この記事では、チラシに検索窓を設置する効果と押さえておきたい基本ポイントを解説します。

検索窓はチラシ紙面全体で見ればごく小さなパーツですが、重要な役割を持っています。本記事で検索窓について基本を理解し、営業効果の高いチラシ作成のためにご活用ください。

1.チラシに検索窓を設置する効果

チラシに検索窓を設置する目的は「インターネットで検索してもらうため」ですが、どんな効果があるのかをより詳しく把握しておきましょう。

チラシに検索窓を設置したときに見込まれる効果を、3つに分けて解説します。

1-1.自社サイトにダイレクトに誘導できる

チラシに検索窓を設置すると、見込み顧客に自社のウェブサイトにダイレクトにアクセスしてもらえます。

「ダイレクトに」というのがポイントです。

そもそも普段からネット検索を利用する見込み顧客なら、チラシを見なくても欲しい情報があれば自分で検索するでしょう。しかし、ネットの膨大な情報の中から自社を見つけてもらうのは大変で、たどり着いてもらえないかもしれません。

チラシの検索窓はアクセスする場所を特定するので、見込み客を他社のサイトに行かせずに、自社サイトに直通で連れてこれる効果があります。

インターネットという広い世界で、自社にピンポイントで誘導できるのが検索窓の最大の効果です。

1-2.サービスや商品を詳しく知ってもらえる

検索窓経由で自社のウェブサイトにアクセスしてもらうと、サービスや商品について多くの情報を提供できます。

チラシの紙面はスペースに限りがあるので、厳選した情報しか載せられません。一方、ウェブサイトでは関連する情報をたっぷり掲載できます。

画像データや動画もアップできますし、商品の一覧表も表示できます。見込み客はサービスや商品の詳細を確認できるので、購入の判断がしやすくなるでしょう。

1-3.未来の購入先候補に入れる

ウェブサイトを閲覧して、「今すぐには申し込まないけれど、そのうち利用するかも」と判断する見込み顧客も多いでしょう。その場合お気に入り登録(ブックマーク)されると、必要になったときに購入先として選ばれる可能性があります。

手元にチラシがなくなっても、ブックマークは残ります。

チラシをきっかけとして、ブックマーク登録につなげられるのも検索窓の大きな効果です。InstagramなどSNSのフォローが得られると、リアルタイムの情報を継続的に届けられるのでなお良いでしょう。

効果まとめ

検索窓を置くことで促したい見込み客の行動をまとめると、以下の通りです。

  • ①チラシの検索窓から自社ウェブサイトを閲覧する
  • ②サービスや商品を詳しく知る
  • ③すぐ購入しない場合もブックマークやSNSでつながる

2.チラシ紙面での検索窓の設置場所

チラシ作成に取りかかると、「チラシのどこに検索窓を設置するのが適当なのか」と具体的な疑問が出てきます。

2-1.検索窓の位置はチラシの一番下

多くの場合、検索窓はチラシの一番下に配置されます。表ではなく、チラシ裏面の一番下に挿入する場合もあります。理由は、チラシの最下部が視線の終着地点だからです。

何かを読むとき、人の視線は上から下に向かって決まった動きをします。チラシを見る場合も、上部から写真や文字の情報を見ていき、最後に一番下に行き着きます。下の図は視線の動き方の一例です。

デザインのちから_検索窓

最下部に検索窓を設置すると、それまでに得たチラシ情報から商品への興味の気持ちが高まった状態で、次のステップとしてネット検索へつなげられるのです。

3.検索窓のサイズやデザインの決め方

チラシの検索窓を設置するには、サイズとデザインの選択も必要です。適切なサイズとデザインにするために、基本ポイントを押さえましょう。

3-1.検索窓のサイズ

通常、検索窓は小さいサイズに設定されます。

チラシ紙面はスペースが限られているので、主役である商品やサービスの情報を目立たせるレイアウトになります。

検索窓は脇役で、ネット検索という次の行動へのつなぎ役です。住所や電話番号等の情報と同じで、必要ですが大きく目立たせる要素ではありません。検索窓は小さいサイズで事足ります。

3-2.検索窓のデザイン

形はどうする?

検索窓が主張する必要はないので、シンプルな形にします。

長方形は検索エンジンで使われているので見慣れていて、検索する行動を連想しやすい形です。長方形または角の丸い長方形で問題ないでしょう。

色はどうする?

検索窓の色は黒が基本です。

写真やロゴなどチラシの他の情報がカラフルな場合はとくに、検索窓は黒の方が目を引きます。窓内の背景→白、文字→黒の配色は、視認性がよく一目でパッと伝わりやすい組み合わせです。

全体が中間色の柔らかいトーンに統一されている場合は、検索窓だけが黒だと前に出過ぎて浮いてしまうので注意しましょう。全体のデザインと違和感のない色に調整してください。必要に応じて、文字を白抜きにするのも良い方法です。

虫眼鏡アイコンは?

虫眼鏡アイコンをデザインに組み込むと、そのキーワードで検索するイメージが感覚的に伝わります。デザイン上問題ない場合は、挿入すると良いでしょう。

4.検索窓に記載する検索キーワードの決め方

デザインのちから_チラシ検索窓

検索窓の中には、見込み顧客に入力して欲しいキーワードを記載します。適切なキーワードを入力するからこそ、自社のサイトへまっすぐアクセスしてもらえるので、キーワードは重要です。

検索キーワードの決め方を解説します。

4-1.検索1位表示できるキーワードを選択をする

検索窓のキーワードには、自社名を入れます。

検索窓のキーワードを決めるときに大事なのは、自社のページが1位に出てくることです。自社のページが1位に来ないと、他社に目移りされてしまい、検索窓でネット検索に誘導した意味がありません。

1位表示がベストです。

キーワードを決めたら、実際に検索して確認します。2023年現在は、GoogleとBing、Yahooの3つをチェックすれば大丈夫でしょう。検索1位にならない場合は地域名やサービス内容の単語を追加して、できる限り1位になるようにします。

4-2.QRコードとはどう違う?

多くの場合、チラシには検索窓と合わせてQRコードも挿入されています。QRコードも自社のホームページに誘導する目的は同じです。

QRコードはかざすだけで読み込めて、一瞬でウェブサイトに飛べます。簡単で便利ですが、QRコードの読み込みが面倒な人もいるので、検索窓とQRコードのどちらを使うかは個人の好み次第です。

チラシの作成では、検索窓との併用が望ましいでしょう。

5.検索窓からネット検索された後が大切

デザインのちから_チラシ検索窓

チラシの検索窓から、見込み顧客がネット検索をした後が勝負です。見込み顧客に好印象を与えて次の行動が促せないと、検索されても意味がありません。

チラシから見込み客が自社メディアにアクセスするときのために、どんな準備をしておくべきか確認します。

5-1.ウェブサイトのクオリティは重要

せっかく見込み顧客がサイトを見にきたのに、見にくくてわかりにくいサイトだとがっかりされます。検索した先がピンとこないウェブサイトでは、検索窓の効果が半減し、新規顧客の獲得につながりません。

自社のサービスや商品が一目でわかるように工夫された、良質なサイトを作成しましょう。

登録ユーザーへの配慮

アカウントを作成したユーザー向けに無料で情報を提供するサービスを行う場合も、途中で離脱されないように気を配りましょう。ログインボタンや「お願い」、利用規約も見やすいレイアウトで掲載してください。

顧客層の好みに合った見せ方をすることで、興味を持って詳細な情報をチェックしてもらえます。見込み客に好まれるサイトを作成するために、必要情報のデザインにも気を配りましょう。

5-2.サジェストキーワードも確認

サジェストキーワードとは、検索したときに検索窓の下に出る検索語句の候補です。サジェストキーワードにどんな語句があがっているか、どんな内容か見ておきましょう。

サジェストキーワードにあがっている口コミサイトをチェック

サジェストキーワードの上位に「口コミ」とあると、見込み顧客は興味を引かれて自社のサイトよりも先に口コミサイトをクリックする可能性があります。万一ネガティブな口コミ等好ましくない記述があった場合は、自社サイトの情報で悪いイメージを払拭できるように対処しておきましょう。

検索窓を活用してチラシの効果を最大に

チラシに検索窓を設置する効果や設置方法を解説しました。

せっかく手間と予算をかけて作成するチラシです。チラシの検索窓から自社ウェブサイトにつなげることで、チラシの持つ広告としての可能性を最大限に生かしましょう。

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