種類	サイズ	カラー	部数	相場
チラシ	A4	片面カラー	1,000部	5万円～
フライヤー	A5	片面カラー	500部	3万円～
リーフレット	A4二つ折り	両面カラー	1,000部	8万円～
パンフレット	A4 8ページ	フルカラー	1,000部	20万円～

2. チラシ制作費用は何で変わる？

チラシ制作費用は、様々な要素によって変動します。 主な要素は以下の通りです。

2-1. サイズ（A4サイズ、B5、A3など）による費用の違い

チラシのサイズが大きくなるほど、印刷費用やデザイン費用が高くなる傾向があります。 これは、大きなサイズになるほど、使用するインクや用紙の量が増えるためです。 また、デザインの難易度も上がるため、デザイン費用も高くなる傾向があります。

• A4サイズ
• 最も一般的なサイズで、コピー用紙と同じ大きさです。
• B5サイズ
• A4サイズよりも一回り小さく、文庫本に近いサイズです。
• A3サイズ
• A4サイズよりも一回り大きく、ポスターなどに使用されるサイズです。

2-2. カラー（フルカラー、単色）による費用の違い

フルカラー印刷は単色印刷よりも費用が高くなります。 これは、フルカラー印刷ではCMYK（シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック）の4色のインクを使用するのに対し、単色印刷では1色のインクしか使用しないためです。

• フルカラー印刷
• 写真やイラストを鮮やかに表現したい場合に適しています。
• 単色印刷
• シンプルなデザインで、コストを抑えたい場合に適しています。

2-3. 用紙の種類（コート紙など）による費用の違い

チラシに使用する用紙の種類によっても費用が異なります。

• コート紙
• 表面に光沢があり、写真やイラストを美しく印刷できます。高級感のあるチラシにしたい場合に適しています。
• マットコート紙
• コート紙よりも光沢が抑えられており、落ち着いた雰囲気に仕上がります。
• 上質紙
• 光沢のない紙で、文字が読みやすいのが特徴です。

2-4. 部数による費用の違い

印刷部数が多いほど、1枚あたりの単価は安くなりますが、総額は高くなります。 これは、印刷機の初期設定費用などが、部数で割られるためです。 必要な部数を事前にしっかりと検討しましょう。

2-5. デザインのクオリティによる費用の違い

デザインのクオリティが高いほど、デザイン費用は高くなります。 これは、デザイナーのスキルや経験、デザインにかかる時間などが影響するためです。

• シンプルなデザイン
• 文字や写真などを最小限に抑えたデザイン。費用を抑えたい場合に適しています。
• 凝ったデザイン
• イラストやグラフィックなどを多く使用したデザイン。
• オリジナルキャラクター
• チラシ専用のオリジナルキャラクターを制作する場合。

2-6. 修正回数による費用の違い

修正回数が多いほど、デザイン費用は高くなります。 これは、修正のたびにデザイナーが作業を行う必要があるためです。 事前にしっかりとイメージを伝えて、修正回数を減らすようにしましょう。

2-7. 納期による費用の違い

納期が短いほど、費用が高くなる場合があります。 これは、納期が短い場合は、デザイナーや印刷会社が特急対応を行う必要があるためです。 時間に余裕を持って依頼しましょう。

2-8. 依頼先（制作会社、フリーランス、個人）による費用の違い

依頼先によって費用相場が異なります。

制作会社

クオリティの高いデザインを提供してくれますが、費用は高めです。

• メリット
• クオリティが高い、納期が守られる、対応が丁寧
• デメリット
• 費用が高い

フリーランス

制作会社よりも費用を抑えられますが、クオリティにばらつきがあります。

• メリット
• 費用が安い、柔軟な対応
• デメリット
• クオリティにばらつきがある、納期が守られない場合がある

個人

費用を最も抑えられますが、クオリティや納期に不安が残る可能性があります。

• メリット
• 費用が安い
• デメリット
• クオリティが低い場合がある、納期が守られない場合がある

2-9. その他の要素（写真撮影、イラスト作成、特殊加工など）

写真撮影やイラスト作成、特殊加工などを依頼する場合は、別途費用が発生します。

• 写真撮影
• プロのカメラマンに依頼することで、高品質な写真を使用できます。
• イラスト作成
• イラストレーターに依頼することで、オリジナリティの高いチラシを作成できます。
• 特殊加工
• 折り加工や型抜き加工など、特殊な加工を施すことで、チラシの見た目をより魅力的にできます。
• 地図作成
• 店舗までの地図を掲載することで、顧客が来店しやすくなります。

これらの要素を追加することで、チラシ制作費用は増加しますが、より効果的なチラシを作成できる可能性があります。

5. チラシデザインの値段を安く済ませる方法と注意点

チラシ制作費用の中でも、デザイン費用は大きな割合を占めます。 デザイン費用を抑えつつ、効果的なチラシを作成するために、以下の方法と注意点を参考にしてください。

5-1. デザインを安く仕上げるコツ

• 事前にデザインの方向性を決めておく
• デザインのイメージを固めておくことで、デザイナーとの打ち合わせがスムーズに進み、修正回数を減らすことができます。例えば、ターゲット層、希望する色使い、雰囲気（高級感、カジュアル感など）、参考となるチラシなどを事前に伝えておきましょう。
• ラフ案を用意しておく
• 簡単なラフ案を用意しておくことで、デザイナーがイメージを掴みやすくなり、デザイン費用を抑えられます。手書きのラフ案でも、PowerPointなどで作成したものでも構いません。
• 必要最低限の情報量にする
• チラシに掲載する情報量を必要最低限にすることで、デザイン費用を抑えられます。情報を詰め込みすぎると、見づらくなり、逆効果になる可能性があります。
• シンプルなデザインにする
• シンプルなデザインは、制作費用が安く済みます。また、情報が伝わりやすく、読み手の印象にも残りやすいというメリットがあります。
• 写真やイラストを自分で用意する
• 写真やイラストを自分で用意することで、素材費や撮影費を抑えられます。フリー素材サイトなどを利用するのも良いでしょう。
• フリー素材やテンプレートを活用する
• フリー素材やテンプレートを活用することで、デザイン費用を抑えられます。Canvaなどのデザインツールには、無料で使えるテンプレートが豊富に用意されています。
• 修正回数を最小限にする
• 修正回数が多いほど、デザイン費用が高くなります。デザイン案を確認する際は、細部までしっかりとチェックし、修正箇所をまとめて伝えましょう。

5-2. 印刷費用を安く抑えるコツ

• 印刷会社を複数社比較する
• 複数の印刷会社から見積もりを取り、比較することで、印刷費用を抑えられます。印刷会社によって、価格やサービス内容が異なります。
• 部数を必要最低限にする
• 必要な部数だけを印刷することで、印刷費用を抑えられます。チラシの配布方法やターゲット層を考慮して、適切な部数を決めましょう。
• 紙質や印刷方法を工夫する
• 紙質や印刷方法を工夫することで、印刷費用を抑えられます。例えば、コート紙よりも上質紙の方が安く、オフセット印刷よりもオンデマンド印刷の方が少量印刷に適しています。
• 加工を最小限にする
• 特殊加工などを最小限にすることで、印刷費用を抑えられます。折り加工や型抜き加工などは、費用が高くなる傾向があります。

5-3. その他

• 納期に余裕を持つ
• 納期に余裕を持つことで、特急料金などを回避できます。時間に余裕を持って依頼することで、デザイナーや印刷会社も丁寧な作業ができます。
• 依頼先を慎重に選ぶ
• 信頼できる業者を選び、事前に打ち合わせをしっかり行いましょう。実績や評判などを参考に、信頼できる業者を選びましょう。
• 契約内容をしっかり確認する
• 契約内容（費用、納期、修正回数など）をしっかり確認しましょう。不明な点があれば、事前に質問しておきましょう。
• 著作権について確認する
• チラシのデザインの著作権について、事前に確認しておきましょう。
• 個人情報の取り扱いについて確認する
• 個人情報を含むチラシを制作する場合は、その取り扱いについて確認しておきましょう。

6. チラシ制作を依頼する流れ

6-1. 依頼前の準備

チラシ制作を依頼する前に、以下の項目を検討しましょう。

• 目的
• チラシを制作する目的を明確にしましょう。（例
• 新規顧客獲得、商品PR、イベント告知など）
• ターゲット
• 誰にチラシを届けたいのか、ターゲット層を明確にしましょう。（例
• 年齢、性別、地域、興味関心など）
• 予算
• チラシ制作にかけられる予算を決めましょう。
• 内容
• チラシに掲載する情報や内容を検討しましょう。（例
• 商品情報、サービス内容、価格、クーポン、地図、連絡先など）
• イメージ
• どのようなデザインのチラシにしたいのか、イメージを固めましょう。（例
• ターゲット層に合わせたデザイン、雰囲気、色使いなど）
• 依頼先
• どの業者に依頼するかを検討しましょう。（例
• 制作会社、フリーランス、個人、クラウドソーシングなど）

6-2. 制作会社とのやり取り

制作会社にチラシ制作を依頼する場合、以下の流れでやり取りが進みます。

• ヒアリング
• 制作会社が、チラシの目的やターゲット、内容などをヒアリングします。
• 企画・構成
• ヒアリング内容を基に、制作会社がチラシの企画や構成を提案します。
• 見積もり
• 制作会社が見積もりを提出します。
• 契約
• 見積もり内容に納得したら、契約を締結します。
• デザイン案の提案
• 制作会社がデザイン案を提案します。
• 修正
• デザイン案に対して修正を依頼します。
• 校正
• 完成したデザインに誤字脱字がないかを確認します。
• 入稿
• 印刷会社に入稿するためのデータを作成します。

6-3. 印刷・納品

• 印刷会社への入稿
• 制作会社が印刷会社にデータを入稿します。
• 印刷
• 印刷会社がチラシを印刷します。
• 加工
• 必要に応じて、折り加工や断裁加工などを行います。
• 発送・納品
• 完成したチラシが納品されます。

7. チラシ制作の費用対効果を高める

せっかくチラシを制作するのであれば、費用対効果を高めたいものです。 そのためには、効果的なチラシデザインと、適切な配布方法を組み合わせることが重要です。

7-1. 効果的なチラシデザインとは？

目的別のデザイン

チラシの目的に合わせてデザインを考えましょう。

• 新規顧客獲得
• 目を引くデザイン、お得な情報、クーポンなどを掲載
• 商品PR
• 商品の魅力が伝わる写真、わかりやすい説明、価格などを掲載
• イベント告知
• イベントの雰囲気が伝わる写真、日時や場所などの情報を掲載

ターゲットに合わせたデザイン

ターゲット層に合わせたデザインにしましょう。

• 年齢層
• 若年層向けには、流行のデザインや明るい色使い
• 性別
• 女性向けには、華やかで可愛らしいデザイン、男性向けには、シンプルでクールなデザイン
• 興味関心
• ターゲット層の興味関心に合わせたテーマや内容

レイアウト

情報が整理され、見やすいレイアウトにしましょう。

• ● 情報の優先順位をつける
• ● 余白を効果的に使う
• ● 視線誘導を意識する

キャッチコピー

ターゲット層の興味を引くキャッチコピーを入れましょう。

• ● 短く、わかりやすい言葉
• ● 具体的な数字を入れる
• ● 疑問形にする

写真・イラスト

高品質な写真やイラストを使用しましょう。

• ● 商品の魅力が伝わる写真
• ● イメージキャラクター
• ● オリジナルイラスト

カラー

ターゲット層に合わせたカラーを使用しましょう。

• 暖色系
• 温かい、活発なイメージ
• 寒色系
• クール、知的なイメージ

フォント

読みやすいフォントを使用しましょう。

• ゴシック体

  力強い、はっきりとした印象

• 明朝体
• 上品、落ち着いた印象

7-2. 反響率UPのポイント

行動を促す

クーポンや限定情報などを掲載し、行動を促す言葉を入れましょう。

• 「今すぐお電話ください！」
• 「Webサイトからご予約で特典あり」
• 「このチラシをご持参ください」

クーポン・キャンペーン

クーポンやキャンペーンを掲載することで、顧客の行動を促しましょう。

• ● 割引クーポン
• ● プレゼントキャンペーン
• ● 期間限定セール

読み手のメリットを明確にする

チラシを見ることで、どのようなメリットがあるのかを明確に伝えましょう。

• 「〇〇円で〇〇が手に入る！」
• 「〇〇で悩みを解決！」
• 「〇〇で時間を節約！」

信頼性を高める

会社概要や実績、お客様の声などを掲載することで、信頼性を高めましょう。

• ● 会社設立からの歴史
• ● 保有資格
• ● 受賞歴
• ● メディア掲載情報
• ● 顧客満足度調査の結果
• ● お客様の声（アンケート結果やインタビュー記事など）

7-3. チラシ配布と組み合わせる

チラシの効果を高めるためには、適切な配布方法と組み合わせることも重要です。

ポスティング

ターゲット層が住んでいる地域に、チラシを直接配布できます。

• メリット
• ターゲット層に絞り込める、費用対効果が高い
• デメリット
• 配布エリアが限定される、時間と手間がかかる

新聞折込

新聞にチラシを折り込んで配布できます。

• メリット
• 広範囲に配布できる、短期間で大量に配布できる
• デメリット
• 費用が高い、ターゲット層に絞り込みにくい

街頭配布

人通りの多い場所でチラシを配布できます。

• メリット
• 多くの人の目に触れる機会を増やせる、費用が安い
• デメリット
• ターゲット層に絞り込みにくい、天候に左右される

DM

顧客リストなどをもとに、特定の顧客にチラシを郵送できます。

• メリット
• ターゲット層に絞り込める、顧客との関係性を強化できる
• デメリット
• 費用が高い、個人情報保護に注意が必要

8. チラシ制作に関するよくある質問

8-1. チラシ制作の相場は？

チラシ制作の相場は、デザイン費、原稿作成費、印刷費などを含めて、A4サイズで5万円～15万円程度が目安です。 ただし、サイズやカラー、部数、依頼先などによって大きく異なります。

8-2. チラシ制作費用を安くするには？

チラシ制作費用を安くするには、以下の方法があります。

• ● シンプルなデザインにする
• ● 印刷枚数を減らす
• ● フリーランスに依頼する
• ● デザインを自分で作成する
• ● フリー素材やテンプレートを活用する

8-3. チラシ制作を依頼する際の注意点は？

チラシ制作を依頼する際は、以下の点に注意しましょう。

• ● 信頼できる業者を選ぶ
• ● 契約内容をしっかり確認する
• ● 著作権について確認する
• ● 個人情報の取り扱いについて確認する

8-4. チラシのデザイン費用を抑えつつ効果を高めるには？

チラシのデザイン費用を抑えつつ効果を高めるには、以下の方法があります。

• ● ターゲット層を明確にする
• ● チラシの目的を明確にする
• ● シンプルなデザインにする
• ● フリー素材やテンプレートを活用する
• ● 行動を促す言葉を掲載する
• ● 読み手のメリットを明確にする

8-5. チラシとWebサイトを連携させることで費用対効果は上がりますか？

はい、チラシとWebサイトを連携させることで、費用対効果を高めることができます。 例えば、チラシにQRコードを掲載し、Webサイトへのアクセスを促すことで、より多くの情報提供や顧客との接点を増やすことができます。 また、Webサイト限定のクーポンを掲載することで、チラシの効果測定を行うこともできます。

まとめ

チラシ制作の費用相場や、費用を抑えるコツ、費用対効果を高める方法などを解説しました。 チラシ制作を検討している方は、ぜひこの記事を参考にして、効果的なチラシを作成してください。